統計にみる相続税

令和元年事務年度において、東京都内の相続税の申告書を提出した被相続人が多かった税務署は、東村山税務署１２５０人、武蔵野税務署１２２９人、立川税務署１１５９人、武蔵府中税務署１１４０人、北沢税務署１００７人でした。ちなみに、都内は、４８税務署あります。

統計にみる相続税

相続税は、実地調査以外に、文書、電話による連絡又は来署依頼による面接により申告を是正する等の接触（簡易な接触）の手法を導入しています。令和元年事務年度では、８６３２件行われました。

統計にみる相続税

相続税の無申告事案について、平成３０年事務年度１３８０件、令和元年事務年度１０７７件実地調査が行われました。

統計にみる相続税

令和元年事務年度において、海外資産関連事案に係る申告漏れ件数は、過去最高となりました。租税条約等に基づく情報交換制度、CRS情報を効果的に活用しているようです。

統計にみる相続税

東京国税局（東京都・神奈川県・千葉県・山梨県）管内の死亡者数が増加していますが、相続税の課税割合、課税価格及び税額が微減しています。

統計にみる相続税

東京国税局（東京都・神奈川県・千葉県・山梨県）管内の相続財産の構成比を見ると、不動産が減少傾向、金融資産が増加傾向です。

統計にみる相続税

東京国税局（東京都、神奈川県、千葉県、山梨県）管内の相続税の申告書における相続財産の構成を見ると、不動産・有価証券・現金・預貯金で、約９割を占めます。よって、土地の評価ミス、有価証券・現金・預貯金の申告漏れに気を付けましょう。

統計にみる相続税

東京都　申告した死亡者１人当たりの財産総額　令和元年　１億８４０５万円

千葉県　申告した死亡者１人当たりの財産総額　令和元年　１億２４１６万円

統計にみる相続税

平成３０年分　千葉県　死亡者数５万９５０１人　相続税申告書提出件数　５２９１人

令和元年分　千葉県　死亡者数６万２００４人　相続税申告提出件数　５２７６人

平均で８～９％で、約１１人に１人が申告書を提出してます。

統計にみる相続税

平成３０年分　東京都死亡者数１１万９２５３人　相続税申告書提出件数 １万９８７６人

令和元年分　東京都死亡者数１２万８７０人　相続税申告提出件数　１万９６４５人

平均で１６～１７％で、６人に１人が申告書を提出してます。