相続税を申告した被相続人４９，５７６人の内、２９７人の方が、死亡時の現金及び預金は、ゼロだったようです。まさしく、あの世に現預金は、持っていけないといことで、死亡時に使い切ってしまったのでしょうか？

令和元年事務年度の相続財産で、有価証券を保有されている方が多いです。特定同族会社の株式等、上場株式等、公社債、投資信託等をお持ちのようです。

統計にみる相続税

令和元年事務年度の相続税の課税財産で、被相続人４９５７６人のうち、７２９５人の方が、家屋・構築物を所有していなかったようです。相続発生時、家屋等は、配偶者名義及び子供名義、借家、社宅、施設への入居等いろいろ考えられます。

統計にみる相続税

令和元年事務年度の相続税の農地等の納税猶予の特例を３０５人であった。相続税が課税されない方もいるかも知れないが少ない。

統計にみる相続税

令和元年事務年度の相続税申告状況で、土地の中で宅地が圧倒的に申告価額が多いのは、当然ですが、畑と田では、田が少な過ぎることが気になります。

統計からみる相続税

東京国税局の申告・課税状況をみると、相続税法上の法定相続人が３人以下の申告が８２％弱を占めています。配偶者、子２名以下又は子３名以下のケースが殆どでしょうか。相続税の申告状況にも少子化の影響が出ていると思われます。

統計からみる相続税

東京国税局の申告・課税状況をみると、令和元年事務年度において課税価格がなんと１００億円を超えた方は、１１人です。東京都、神奈川県、千葉県、山梨県内でのお話です。皆様の周りにいらっしゃいますか？

統計からみる相続税

東京国税局の申告・課税状況をみると、相続税の課税価格が３億円以下の方が９４％弱を占めます。ちなみに１億円以下になると６８％弱となります。あくまでも相続税を申告した方の統計です。よって、純財産３億円超残せたらかなりの資産家と言えます。

統計からみる相続税

東京国税局の申告・課税状況をみると、相続時精算課税の適用者が少ないことが読み取れます。制度が出来て１５年余りでは、ありますが。

統計からみる相続税

東京国税局の申告・課税状況をみると、相続税の２割加算の適用者が多く感じます。相続又は遺贈により財産を取得した者が、被相続人の一親等の血族及び配偶者以外の者が多い事が読み取れます。